対話でグラフが完成! TableauのAI機能「Tableau+」でできること ― Tableau Agentに実際に作ってもらいました

2026.07.14 AIDXtableauTableau TipsTableau操作Tableau活用カホエンタープライズデータ分析データ活用
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Tableauは昨年に提供を開始した最上位エディション「Tableau+(Tableau Plus)」を通じて、生成AIを活用した分析支援機能を搭載しています。専門的な操作を覚えなくても、話しかけるだけでデータ分析ができる。そんな世界が、いよいよ現実のものになりつつあります。

カホエンタープライズでは、これらのAI機能が日本語の実務でどこまで使えるのかを実際に検証してきました。

本記事では、Tableau+で使える代表的なAI機能をご紹介したうえで、実際に「Tableau Agent」へ話しかけてグラフを作ってもらう様子をお届けします。

Tableau+とは?

Tableau+は、Tableau Cloud の最上位エディションです。従来のダッシュボード作成・共有機能に加えて、生成AIを核とした分析支援機能が搭載されている点が最大の特長です。中でも注目したいのが、対話でデータ分析を支援する「Tableau Agent」と、重要な指標を自動で見守る「Tableau Pulse」の2つです。

Tableau+でできること

Tableau Agent:話しかけるだけで、Vizも計算式も

Tableau Agentは、チャットで指示するだけでグラフ(Viz)の作成や計算フィールドの生成を手伝ってくれるAIアシスタントです。「地域別の売上推移を棒グラフで見せて」のように日本語で伝えるだけで、Tableauが該当するグラフを組み立ててくれます。専門的な操作を一から覚えていなくても、思いついた問いをそのまま言葉にできるのが大きな魅力です。

Tableau Pulse:大事な指標を、AIが見守る

Tableau Pulseは、売上や利益といった重要指標(メトリクス)を登録しておくと、その変化をAIが自動で監視し、「先週より〇%増えました」といった気づき(インサイト)を簡単な文章で届けてくれる機能です。ダッシュボードを開きにいかなくても、指標に変化があった際にTableauからメッセージを届けてくれるイメージです。

(※基本機能はStandardエディション以上で、拡張Q&Aなどのプレミアム機能はTableau+限定でご利用いただけます)

実践:Tableau Agentにグラフを作ってもらう

ここからは、実際にTableau Agentへ話しかけながら、サンプルデータ(Japanese Superstore:売上・利益)を使ってグラフを作ってもらった様子をご紹介します。

① Vizの作成:「2025年度の地域別合計売上を棒グラフで見せて」

まずは基本のグラフ作成から。チャット欄に上記のとおり日本語で入力すると、Tableau Agentが地域別合計売上の棒グラフを自動で組み立ててくれました。ゼロから手を動かすことなく、数秒でたたき台が完成します。

② Vizの作成:「売上上位5件だけに絞って」

続けて、表示を絞り込む指示を追加してみます。Tableau Agentは会話の流れをそのまま引き継ぎ、上位5件だけに絞ったグラフへとその場で更新してくれました。作りながら対話で調整を重ねられる点は、実務でとくに便利だと感じます。

③ 計算フィールドの作成:「前年比を出して」

Tableau Agentが得意とするのはグラフ作成だけではありません。「前年比を出して」と伝えると、正しい構文の計算フィールドを生成してくれました。

また、出力された計算式下の「適用」ボタンを押し、データペインに追加した後に、作成した計算フィールド「前年比」を列に入れます。
すると、グラフに地域別の前年比がきちんと表示されました。計算フィールド作成の手間が省略できるのはかなり有難いですね。

使ってみて感じたこと

今回の検証を通じて、とくに手応えを感じたのは次のような場面でした。

  • 「〇〇を△△で見せて」といった素直な指示には即座に反応し、グラフのたたき台があっという間に完成する
  • 会話の流れを踏まえて、絞り込みなどの調整を重ねながら仕上げていける
  • 前年比やLOD計算といった計算フィールドの構文生成が正確で、既存指標もきちんと認識してくれる

複数ステップにまたがる編集や、特定のデータ点について「なぜこの値なのか」といった背景の説明などは、現時点では人の手やほかの機能と組み合わせることで、より力を発揮してくれる領域です。

そして、Tableau+のAI機能は日々進化を続けており、対応できる範囲もアップデートを重ねるごとに着実に広がっています。これから“できること”がさらに増えていくことを思うと、伸びしろにも大いに期待できると感じました。

何より、Tableau Agentが“分析の入口”を簡単にしてくれる存在であることは間違いありません。データ活用のハードルをぐっと下げてくれる機能だと、実感しています。

データ活用の推進をご検討の皆様へ

カホエンタープライズは、ホームセンター「グッデイ」での実践経験をもとに、Tableauの導入・活用支援から、データ分析基盤(DWH)の構築、生成AIを活用したデータ活用支援まで、企業のデータ活用を幅広くサポートしています。Tableau+やそのAI機能の活用にご興味をお持ちの際は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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