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Tableauのライセンスについて

2018.06.04

 

先日、Tableauの初級者向けセミナーをアクロス福岡で行いました。そのときにご質問いただいた内容やアンケートでご記入いただいた疑問について、書ける範囲で解説を入れたいと思います。今後もセミナー開催後やメールでのお問い合わせでネタがあるときに不定期でアップしていけたらいいなと考えています。

 

さて今回は、会場でお問い合わせいただいた「Tableauを使うには結局どのライセンスを買ったらいいの?」についてです。実は、最近ライセンス体系が大幅に変わりました。個人か企業(組織)かによって異なる部分はありますが、今回は企業向けを前提にお話しします。

 

<Tableauのライセンスの種類>

画像をクリックするとTableauのウェブサイトに移動します。

 

一番左のCreatorライセンスは、「分析データを作る・共有する・他の人が作ったものを見る・他の人が用意したデータを使ってオンライン編集を行う・データの事前クリーニングを行う」が全てできます。もっとも高機能なライセンスで、Tableauを導入する場合はこのCreatorライセンスが最低1つ以上必要です。「Tableauを使う人はひとり、他のメンバーにはプレゼンで(プロジェクターで投影して)見せる」という場合はCreatorライセンスが1つだけあれば済みます。

真ん中のExplorerライセンスは「他の人が作ったものを見る・他の人が用意したデータを使ってオンライン編集を行う」の2つができます。Creatorライセンスとの最も大きな違いは、TableauDesktopをインストールして使用することができないという点です。このExplorerライセンスは、「基本的に用意された分析資料を見るけれど、自分でも少しアレンジしたい」という人に向いています。誰かにデータを用意してもらうことになるのですが、それはCreatorライセンスの人にしかできません。

最後がViewerライセンスで、これは「他の人が作ったものを見る」ことだけができます。プレイヤーよりもマネージャー向けと言えるかもしれません。ただ、最低導入数が100ライセンスからとなりイニシャルコストが高くつくので、スモールスタートしたい場合にはViewerではなくExplorerライセンスをお勧めします。

 

以上がライセンスのざっくりとした説明になります。Tableauを使うなら、まずはCreatorライセンスがひとつ必要ですね。あとは規模やメンバーに応じて、ということになるのですが、ライセンスの追加は簡単にできます。「最初は3人くらいで始めたいんだけど…」といった導入のご相談も承りますので、是非お問い合わせください。