“説得力のあるデータ”へ
多角的に可視化
九州大学
企画部企画課分析係 インスティテューショナル・リサーチ室(IR室)
係長/コーディネーター 戸川 忠嗣
九州大学インスティテューショナル・リサーチ(IR室)は、大学運営の基礎となる情報の調査・収集・分析及び提供により、大学の意思決定を支援することを目的とした部署です。大学の今後に関わる重大な意思決定には、精査された説得力のあるデータを俯瞰できることが必要不可欠でした。そこで導入したのが情報分析ツール「Tableau」。これまでの収集・分析・提供のプロセスを刷新させました。
九州大学には大学運営のための様々な施策があり、施策ごとに指標が設定されています。指標の進捗状況については「報告書」で会議にて情報共有され、執行部による意思決定の判断材料とされていましたが、施策間において似たような指標がいくつか混在していたり、進捗状況が明確に判断できない場合が多々ありました。「Tableau」を導入することで、指標を施策別だけでなく、「教育」「研究」「社会連携・国際・医療」「大学運営」といったIR分野別、さらには担当理事別で整理し、多角的に進捗状況と達成見込を可視化して俯瞰することが可能となりました。操作も直感的で、専門的な知識がなくとも操作できるユーザビリティの高いシステムだと実感しています。システム導入の他、利用者向けセミナーについてもカホエンタープライズに実施いただき、人材育成・教育の面でも支援していただいています。今後はデータの細分化と更新頻度の向上ができるように運用の見直しを行い、全学的に活用していきたいと考えています。データの可視化は「目的」ではなく「手段」です。これらを活用し、本学の改革・改善へとつなげていきたいと思っています。
導⼊の際にカホエンタープライズ様よりメールの移⾏や設定のフォローをしていただいたおかげですぐに利⽤を開始することができました。導⼊から1年半が経ち、基本的な操作はもちろん、部署ごとに最適なツールの利⽤⽅法や操作についても相談させていただいています。新しいことへの抵抗よりもはじめることで得た利点がはるかに⼤きく、今では当たり前のビジネスツールになっています。
九州大学 企画部企画課分析係
インスティテューショナル・リサーチ室(IR室)
係長/コーディネーター 戸川 忠嗣