7月の初級者向けセミナーで「どんなデータを読み込むことができるのか?」というご質問を受けました。
Tableauではデータを読み込むことを接続と呼びますが、接続できるデータは本当に多岐に渡っています。
Tableauを起動するとこんな画面が出てきますが
Excelなどのローカルファイルなら、フォルダからここに直接ドラッグ&ドロップすると読み込めるかどうか分かります。
また、サーバーの「その他…」をクリックすると、接続できるデータベースの一覧が出てきます。
この中に使っている製品名・サービス名が無い場合でも、ODBCドライバがあれば「その他のデータベース(ODBC)」から接続できます。
ODBCドライバというのは、簡単に言うと「アプリケーションとデータベースの間に立つ通訳」です。アプリケーションとデータベースはそれぞれ使っている言語が異なります。中国語しか話せない人と英語しか話せない人が意思疎通するのが難しいように、言語の異なるアプリからはデータベースに「データをちょうだい」と伝えられません。
ドライバはこの異なる言語をお互いに翻訳して伝えることができます。ご利用の製品やサービスによってはメーカー(事業者)がドライバが提供している場合もありますので、公式ホームページなどから探してみましょう。
じゃあ一覧にも無い、ドライバも無いときはどうする? という場合のひとつの解決策はWEBデータコネクタを作成することです。WEBデータコネクタはサービスのAPIを通してデータを取得する仕組みです。ドライバが提供されていない場合でもAPIの仕様は公開されているケースがありますので、APIに詳しい方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。