2024年9月6日(金)に、データサイエンティスト協会 九州支部(以下、九州支部)による「データサイエンティスト協会 九州支部 設立5周年記念セミナー 〜DS・DX・生成AIについて語る〜」が開催されました。
本セミナーにおいて、弊社マネージャーの万野が講演を実施、またCTOの宮田がパネルディスカッションに出演いたしました。
今回の記事では、弊社メンバーの講演内容を中心に、セミナーの様子をお届けいたします。
『異業種に飛び込んでどのようにしてDXを進めたのか』
講演者:株式会社カホエンタープライズ 万野 潤二
万野が前職で実現したDX化の事例について、詳しく紹介させていたしました。
日本のIT人材に関する現状を見てみると、その7割以上はIT企業で働いており、非ITの企業、特に地方の中小企業におけるDX化は遅れをとっています。
このような状況に立ち向かうべく、福岡のIT企業で長年キャリアを積んできた万野が入社したのが、伝統的な製法による塩の製造・販売を手掛ける新三郎商店様でした。手作業・手作りにこだわる社風でITとは無縁、自社の課題が何なのか気付くことさえできない状況の中で、いかにしてDX化を進めたのか。そのノウハウがぎっしり詰まった講演となりました。
具体的な取組としては、まずSlackを導入して連絡手段を確立、更にはECサイトの開設、notionを使った社内のナレッジ管理に至るまで、幅広い業務改革を実行。その結果、社風の改善と大幅な業務効率化、業績アップを実現しました。
DX化を進める際のポイントとして、「分かりやすい言葉で伝える」「成果が見えやすいものから手をつける」「強制しない」等が挙げられました。また、「デジタル化は自分たちを楽しくしてくれる」という理解が深まった時にDX化が成功につながる、との言葉が非常に印象的でした。
パネルディスカッション
『福岡・地方でのDS・DX・生成AIに見る未来』
パネリスト:株式会社カホエンタープライズ 宮田 和三郎
九州支部の構成員4名によるパネルディスカッションが開催され、DS・DX・AIを取り巻く現状と今後の展望について議論が交わされました。宮田からは、データサイエンスに関わる人材の話と、生成AIの紹介が行われました。
2017年頃、当時の福岡でデータ分析に取り組む人は少なかったのですが、徐々に仲間が増え始めたことでコミュニティができ、2019年の九州支部設立につながりました。また、同じ技術があってもうまくいく会社とそうでない会社があり、経営の知識が必要だと感じたことからMBAを取得した話が非常に印象的でした。さらに、生成AIの活用事例として最新の画像生成技術で作成したイラストが紹介され、あわせてChatGPTの使い方に関する簡単なデモも行われました。
この他にも多数の登壇者を迎え、セミナーは大盛況となりました。
懇親会でも多くの方にお声がけいただくなど、反響の大きさを感じました。
カホエンタープライズでは、セミナーやホームページを通じた情報発信を継続し、お客様のDX化を支援してまいります。
今後ともカホエンタープライズをよろしくお願いいたします。
<問い合わせ先>
株式会社カホエンタープライズ
担当者:湯野 礼之輔(ゆの れいのすけ)
Mail:sales@kaho-enterprise.co.jp
TEL:070-8814-5939